学科試験合格への近道は,過去問題を完全にマスターすることです.過去問題をマスターするといってもただ丸暗記すればよいというものではありません.過去問題をマスターするためのコツというものが存在するのです.過去問題データーベースソフト「合格物語」は,過去問題をマスターするための様々なコツやノウハウを凝縮したカタチで開発されました.それでは,合格物語について説明させて頂きます.
収録されている過去問題
実際の本試験問題は,5肢択一形式(21年度からは4肢択一形式となります)で出題されますが,合格物語では,1選択肢ごとに1問1答化された状態で収録されています.収録されている過去問題は,平成3年〜平成20年度(去年度)までの18年分の過去問題です.これ以上の過去問題をマスターする必要はありません.ただし,確実に合格を果たすためにも最低この18年分の過去問題だけは,完全にマスターして下さい.
過去問題をマスターすることによる効果
合格物語では,毎年,その年の本試験問題の内容と照らし合わせ,合格物語をマスターすることで実際に,何点獲得できたのか?を検証し,一般公開しております.
合格物語の上手な活用方法
合格物語では環境・設備,計画,法規,構造,施工という5教科をさらに,次のような7教科に区分しております.
1.環境・設備(環境)
もくじは,コチラ
2.環境・設備(設備)
もくじは,コチラ
3.計画
もくじは,コチラ
4.法規
もくじは,コチラ
5.構造力学(構造)
もくじは,コチラ
6.構造文章題(構造)
もくじは,コチラ
7.施工
もくじは,コチラ
過去問題18年分を選択肢ごとに一問一答化し,教科ごとの各項目ごとに分類してあります.それでは,実際に合格物語による学習方法を体験してみましょう.
今回は,1.環境・設備(環境)科目の目次番号01.「環境」の項目を体験することにします.
まずは,平成 3年〜12年までの過去問題10年分をマスターしましょう.
平成3〜12年までの10年分の過去問題を「10年分問題」と呼んでいます.尚,合格物語においては,1問毎に,全て5桁のコードを表示してあります.はじめの2桁が「年度」,次の2桁が「問題番号」,最後の1桁が「何番目の選択肢か?」を表しています.例:平成5年8問目3番目の選択肢→コード05083
もくじ番号01.「環境」の項目の10年分問題は,コチラ
最初は,解説部分を流し読みするような形で構いません.理解が徐々に深めていけるよう問題の並べ方にも配慮してあるため,解説部分を順次読み進めていくことだけで,参考書としての役割も同時に果たします.尚,ここで注意してほしいのは,とりわけ初めて受験される方の場合,解説の中の細かい部分が気になってしまい、それにとらわれて注意力が散漫してしまう傾向が見受けられます.しかしながら,本試験日までにマスターしなければならない知識量は膨大なものとなるのです.まずは,合格物語に掲載されている解説内容のみをマスターして下さい.各教科ごとに一通り目を通した上で,自分が気になっている細かい疑問点を潰していくというスタンスで学習を進めて下さい.

合格物語の構成は,各教科,各項目ごとに上図のような構成となっております.平成3〜12年までの過去問題を「10年分問題(基本問題)」,平成13〜20年(去年度)までの過去問題を「近年問題」として区分してあります.平成13年を境に区分してある理由は,平成13年度より,出題傾向.及び,難易度が大きく変わったためです.
また, もくじ番号01.「環境」の項目の中には,過去問題とは別に,応用力を養って頂くための補足資料があります.(解説集と呼んでいます.尚,全ての項目に解説集が収録されているわけではありません.)
もくじ番号01.「環境」の項目の「解説集」は,コチラ.
「10年分問題」と「解説集」をマスターすることができたら,平成13年〜20年(去年度)までの
「近年問題」を随時,解いていきましょう.
もくじ番号01.「環境」の項目の13年度本試験問題は,コチラ
コード「13013」は,「10年分過去問題」の知識があれば,確実に解ける問題ですね. このように,過去問題の知識で解ける問題は,試験当日,確実に解答できるようになりましょう.次に,コード「13015」ですが,「新有効温度」というキーワードは,「10年分過去問題」の中に含まれていますが,そこで身につけた知識だけでは,確実に解答することができません.このように過去問題による知識だけでは,十分に解答できないような問題は,「新問題」と呼ばれています.コード「13015」の解説中に,(この問題は,(「10年分問題の中の)コード「06014」の類似問題です.)と記載してあります.確かに,問題文の内容が,「PMV」の内容を表すものだと言うことに気づくことが出来れば,得点できますが,もし,それに気づけなかった場合の最終手段としては,次のように考えるようにして下さい.
新問題攻略テクニック その1
過去問題の内容を更に深めるような問題は,正答肢となり易い.
(正答肢とは,得点に繋がる選択肢のことを言います.) |
例えば,この問題は,「新有効温度」と「PMV」という知識について,より深く突っ込んだ問題であります.出題者は,受験生が身につけている過去問題についての知識がホンモノか,ハリボテかを見破ろうとしているわけです.そういった「問題出題者の視点」を逆手にとることで,ピンチに陥ったときにでも,突破口を切り開くための応用力が生まれてくるわけです.この応用力は,ドリル式の詰め込み学習により,過去問題を学習してきた受験生では,身につけることができません.そこに,合格物語ユーザーならではの勝利の方程式が存在するのです.
続いて,平成14年度の過去問題をみてみましょう.
もくじ番号01.「環境」の項目の14年度本試験問題は,コチラ
この年は,「環境」の項目として5問出題されています.(この問題が5つの選択肢として, 1問目に出題されています.)解説に記してあるように5問全てが,新問題です.平成13年度より,学科試験の出題傾向が大幅に変わりました.新問題の出題比率と難易度が急激に高まったのです.事実,平成12年度までは,過去問題の詰め込み学習のみで合格することが十分に可能でした.しかし,平成13年度以降より,学科試験合格率の絞り込みが始まります.特に,平成14年度,18年度の本試験問題は,新問題の比重が極めて高く,非常に難易度の高い問題内容でした.ただし,そういった難易度の高い新問題を攻略するためにも,過去問題の徹底マスターが必要不可欠であるということには,変わりません.ここで,新問題攻略テクニックを紹介しておきましょう.
新問題攻略テクニック その2
この年の場合でも,丁寧にイメージしてみることと,過去問題10年分の知識によって,コード「14012」,「14013」は,解答することができます.また,コード「14014」についても,常識的な話でもありますし,エアコンの設定温度に置き換えてイメージしてみれば,29℃程度が望ましいと判断できると思います.すると,残るのは,コード「14011」,「14015」の2問となります.コード「14011」についても,イメージすることで,温度差が5℃というのは,あまりにも大きすぎると判断できるようになって頂きたいと考えます.この場合も,エアコンに置き換えて考えてみましょう.頭付近の温度が24℃,足元が19℃(=24〜5℃)であれば,快適とは言えませんね?コード「14015」については,生粋の新問題であるため,過去問題10年分の知識をもってしても太刀打ちできません.しかし,ここにも,新問題攻略の最終手段としてのテクニックが隠されているのです.それは,「生粋の新問題は,正答肢となりにくい.」というものです.
新問題攻略テクニック その3
このコード「14015」がそのいい例ですね.また,問題を出題する側の心理としても,コード「14011」か,「14015」の2つの選択肢のどちらかで受験生が悩むであろうと想定して問題を作成しているのです.だからこそ,コード「14011」は,感覚的に解けるような問題にしてあるのです.学科試験においては,詰め込み学習で身につけた知識では,不十分です.試験会場においては,皆さんの一級建築士としての「創造力」が勝負の鍵を握るわけです.実際,試験元や問題出題者達は,そのような合格者を求めているものと考えられます.
続いて,平成15年度の過去問題をみてみましょう.
もくじ番号01.「環境」の項目の15年度本試験問題は,コチラ
この年は,「環境」の項目として3問出題されています.コード「15013」,「15074」は,どちらも過去問題による知識を持ってすれば,解けることでしょう.ただし,コード「15071」については,生粋の新問題ですね.最近の出題傾向として,この問題のように,過去問題にあるキーワード(この問題の場合においては,Met値)を更に深く掘り下げたような問題が出題される傾向にあります.こういった場合には,「過去問題の内容を更に深めるような問題は,正答肢となり易い.」というテクニックを活用して下さい.この合格物語に収録されている過去問題の内容は,これまでの問題出題者達が,これだけは,一級建築士として理解しておいてもらいたいと考える知識であり,その知識を深めさせようとする場合には,このコード「15071」のような問題として出題されるわけです.ただし,ある年は,生粋の新問題されたため,正答肢とならなかった問題であったとしても,その後,出題された場合には,逆に正答肢となりやすいということも覚えておいて下さい.
新問題攻略テクニック その4
| ある年に初めて生粋の新問題として出題された問題は,正答肢となりにくいが,翌年以降にその内容が出題された場合には,逆に正答肢となりやすい. |
次に,平成16年度の過去問題をみてみましょう.
もくじ番号01.「環境」の項目の16年度本試験問題は,コチラ
この年は,「環境」の項目として4問出題されていますが,いずれも,過去問題の類似問題であるため,10年分問題による知識のみで解答できてしまいます.平成16年度の問題は,各教科に総じて,新問題出題率の割合が極めて低く,過去問題による知識のみで十分に合格できた年であります.合格者数も史上最大の合格者数を記録しました.
最後に,平成17年度の過去問題をみてみましょう.
もくじ番号01.「環境」の項目の17年度本試験問題は,コチラ
「環境」の項目としては,1問のみ出題されています.コード「17011」は,平成13年度本試験問題にあるコード「13015」の類似問題であるため,合格物語ユーザーであれば確実に得点できたことでしょう.
尚,合格物語の解説については,これまで説明してきた内容はもちろん,それ以外の様々な要因(例えば,学習効率や,時間配分等)を詳細に分析した上で毎年練り直しています.詳しく解説してある部分は,新問題対策に繋がるものとして作成しているため,丁寧に理解して下さい.また,解説があまり詳しくない問題については,そのまま丸覚えてしまった方が有効な問題であると考えて下さい.
「合格物語」を更に活用してみよう!
これまで,説明してきたように,合格物語で学習を進めることで,出題傾向だけでなく,新問題攻略のテクニックや,出題者側の視点・考え方を身につけることが可能です.ただし,せっかく学習した内容であっても復習を繰り返さない限り,記憶から消えてしまいます.ことさら,学科試験の出題範囲は,極めて広く,過去問題の徹底把握を目指す上で,復習を繰り返すことで,記憶力や,理解度を持続できるかどうかが,皆さんの学習効率に大きく影響します.そこで,合格物語には,過去問題18年分に対応した音声データーを収録させました.音声用テキスト(文字データー)を眺めながらまずは,1.3倍速の音声データーを聴いてみて下さい.(音声データーには,1.3倍,2.0倍,2,8倍の3つの倍速に分けて用意されています.)
もくじ番号01.「環境」の項目の音声用テキストは,コチラ
もくじ番号01.「環境」の項目の音声データー(1.3倍速)は,コチラ
1.3倍速に慣れてきたら,翌日は2.0倍速にチャレンジしてみましょう.
もくじ番号01.「環境」の項目の音声データー(2.0倍速)は,コチラ
2.0倍速にも慣れることができれば,2.8倍速で聴いてみます.
もくじ番号01.「環境」の項目の音声データー(2.8倍速)→コチラ
音声データーであれば,通勤時間はもちろん,仕事に疲れて,勉強する気がおきない時や,主婦の方であれば,家事をしている時等に,耳で聞きとるだけで復習することが可能です.なぜ,1.3倍,2.0倍,2.8倍と倍速を変えているのかというと,学習範囲が広いため,本試験直前に2.8倍速で一括チェックできるようになれれば学習時間を大幅に短縮することが可能となります.(慣れてくると2.0倍でも,遅く感じるようになります.)実際に,合格をつかみ取ってきた受験生達は,2.8倍速を聞き取れるレベルまで,反復学習を繰り返しているのです.逆に言えば,2.8倍速で学習チェックできるようになるということは,記憶に深く定着していることを意味しているわけです.
音声データーを有効活用することで,学習済みの内容をより効果的に維持管理することができるのです.

|