03.学科試験の怖さ
製図試験の前には、ご存知のように学科試験があります。恥ずかしながら、学科試験にはこれまで何度も落ちました。総合点がありながら、1科目のみがあと1、2点足りない、という、私にとっては一番イヤな体験も2度ばかりあります。
なぜ、あと数点がとれないのか?
ひたすら、数をこなし、理解し、暗記して、本番でそれを発揮できさえすれば学科試験に合格できるものなのか?
かなりの量の学習を進めてきた、というのは、「つもり」にしかすぎない、つまり自分でそう思っているだけで、まだまだ足りなかったのか?二度目に学科の足きりにあったときは長い間、ひたすら、そのことを考えていました。
そのとき、ふと、「何のための試験なのか?」ということを思ったのです。一級建築士としての資質、というか、知識と技能、とは?
(この「知識と技能」というのは、毎年センターから公表される「採点区分」のコトバを用いています。)
求められるものは、建築物をつくりあげていくための力の基本となるもの。
人がいるから、建築がある。だから、人にとって快適で安全な建築物をつくっていくために必要となるもの。
そういう考え方にようやく気づいたとき、これまでつらいと思いながら、ただがむしゃらに学習してきたことが、遅まきながら、一気に繋がり始めたです。
- 問われることのほとんどが、膨大な知識の基本となることであり、建築学のとっかかりにしかすぎないこと。
- なぜ、その項目が重要なことだったり、ポイントだったりするのか、ということ。
- 各科目はどこかでつながっていること。学科と製図がどこかでつながっていること。
もちろん繰り返しやって、覚えていかなければならないものはたくさんあります。でも、それに気づけたときに、資格学校で受身的に学習を進めていた私は少し変わりました。自分から積極的に攻めていくようになれたのだと思っています。
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